<ロッテ5-6日本ハム>◇29日◇千葉マリン

 日本ハム小谷野栄一内野手(28)が奇跡的な逆転劇の主役になった。2点を追う9回2死から満塁とした一打同点、長打なら逆転のチャンスで、絵に描いたような走者一掃の逆転三塁打を右越えへ放った。連勝を「7」へと伸ばし、リーグ最速50勝到達の節目を、これ以上ない形で演出した。小谷野は「次につなごうと思って打席に立った。抜けてくれ、とは思っていたけれど、あとは覚えていない」と放心状態になるほど興奮。梨田昌孝監督(55)も「夢のような感じだった」と会心の大どんでん返しに、汗びっしょりだった。

 [2009年7月29日23時37分]ソーシャルブックマーク