プロ野球の12球団合同トライアウトが24日、ほっともっとフィールド神戸で行われた。参加59選手の中には、通算129勝の阪神下柳剛投手(43)や先日の日本シリーズでも登板した中日河原純一投手(38)ら実績のある選手も多数含まれていた。

 39投手が打者4人ずつ、カウント1ボール1ストライクから始まるシート打撃で対戦した。下柳は打者4人をわずか6球でぴしゃり。河原は先頭に左前打を許したが、後続3人を二直、右飛、二ゴロに抑えた。

 打者では09年オフに格闘家に転身した古木克明(31)が、プロ野球選手に再挑戦。6打数で1安打を放った。ここ5カ月間、社会人野球のクラブチーム「かずさマジック」で練習を積んだ成果を見せた。「今の状態で、最高の舞台、最高の環境、最高の投手。プロの球を打てるなんて最高です。いい感じでボールが見られたし、いい感じで打席に立てました」と笑顔で語っていた。