中日最高年俸の守護神・岩瀬仁紀投手(38)が5日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の3億7000万円でサインした。

 今季は55試合に登板して2勝3敗36セーブ、防御率1・86と、総合的に昨季を上回る成績を残した。現状維持について「仕方ないと思います。優勝争いにからめなかったので」と淡々と話した。16年目の来季は前人未到の400セーブ(あと18)もかかる。「普通にやれば通過する。それよりも抑えとして出て安心できる投手でいたい気持ちの方が強いです」と心を新たにした。

 一方で、退団が決まった井端弘和内野手(38)については「新聞で知りました。残念という言葉しか見つからない。どうするのか気になっています」と表情を曇らせ、今後を心配していた。(金額は推定)