<ロッテ1-3日本ハム>◇31日◇QVCマリン

 日本ハム斎藤佑樹投手(26)が785日ぶりの白星を挙げた。

 6回6安打1失点7奪三振と粘投。24歳の誕生日だった12年6月6日広島戦(札幌ドーム)以来の1勝を手にした。右肩関節唇損傷を乗り越えての勝ち星に「正直、こんなにつらい野球を続けるのかと思って、しんどかったですけど、今日はすごいうれしいです」と、とびっきりの笑顔を見せた。

 投球内容は苦しかったが、気持ちで押し切った。2回にロッテ角中に右翼席へ先制の4号ソロを献上。5回までは毎回、得点圏に走者を背負いながらも要所を締めた。打線が6回に2点を奪って逆転。6回は初めて3者凡退に抑え、ちょうど100球を投げきり7回から交代した。「リズムをつくれず(野手に)申し訳なかった。走者を出してからは最少失点でと思っていた」と振り返った。

 ヒーローインタビューでは最後にファンへ向けて、今後の抱負を語りかけた。「これから僕の第2の野球人生が始まります。これからも一緒に、頑張りましょう」と呼びかけ、大声援を浴びていた。