阪神建山義紀投手(38)が現役引退を表明した。

 5日、西宮市内の球団事務所で会見を行った建山は野球人生を振り返って「(引退を)決めたのは日本シリーズ前です。ロースターから外れた時、潮時かなと思った。ファンの方の声援に感謝したい」と語った。

 98年ドラフト2位で日本ハムに入団した建山は米大リーグ・レンジャーズなどで活躍した後、今年6月末、阪神に入団した。1軍には8試合に登板したのみだったが「初めて甲子園のマウンドに上がった時の声援は忘れられません」と阪神ファンへの感謝を述べた。日米通算で499試合に登板し、38勝43敗、28セーブという成績を残した。