名古屋名物みそかつの老舗「矢場とん」が4日、名古屋市内で会見し、硬式野球の社会人クラブチーム「矢場とんベースボールクラブ(仮)」の発足を目指すと発表した。

 3代目・鈴木拓将社長(41)は設立について「人材育成が目的です。地域を元気に出来ることを店だけでなく、野球でも発信していきたい」と意気込みを話した。

 監督には83年、中日ドラフト1位指名され、現在は同社で勤務する藤王康晴氏(49)を予定している。大型内野手として山本昌と同期で入団した藤王氏は92年限りで現役引退。「指導者は初めてなので一から勉強です」と、再びユニホームを着られる喜びをかみしめていた。

 年内まで募集を行い、大卒・硬式野球経験者を15~18人採用予定。来年4月の発足を目指す。エントリーは矢場とんのホームページから。