由伸シリーズ断念、腰痛悪化で手術も
巨人高橋由伸外野手(33)が、11月1日から行われる西武との日本シリーズに出場しないことが27日、明らかになった。持病である腰痛が悪化、通常のプレーにも支障をきたす状態。原辰徳監督(50)に自ら申し出た。チームは28日からシリーズに向け全体練習を再開するが、合流せず治療に専念する。今後の話し合い次第では手術に踏み切る可能性もある。
高橋由が重い決断をした。持病の腰痛が悪化。大舞台への出場断念を自ら原監督に申し出、原監督は意向をくんだ。日本シリーズは40人の出場メンバー登録が可能で、期間中はその中で自由に選手の入れ替えができる。今後状態に改善の兆しを見ることができれば、指名打者、代打などでの出場も可能だった。だがその40人枠からも外れる。28日からのチーム全体練習には不参加。本隊を離れ、来季へ向けて治療に専念する。
中日とのCS第2ステージでも精彩を欠く場面が目立った。24日の第3戦では、6番右翼でスタメン出場したが4三振。一塁までの全力疾走にも苦労した。定評ある右翼守備でもボールを追い切れず、二塁手が外野まで深追いするシーンがあった。毎日午前中から球場入りし治療を行ったが、状態は改善せず、日を追って動きは鈍くなっていった。責任感が強くギリギリまで出場への道を模索したが、チームに迷惑を掛けられないという思いから、苦渋の判断をした。
プロ入り以来、腰痛には悩まされてきた。今季も5、8月と2度戦線を離脱。懸命な治療に加え、毎日腹筋を行い、患部周辺の筋肉を鍛えるなどのケアで何とか乗り越えてきた。だが完治とは行かず、我慢は限界に達した。来季34歳という年齢を考えても、従来通りの治療で症状が劇的に改善することは考えにくい。完全復活を目指して、腰の手術に踏み切る可能性は十分ある。首脳陣、トレーナーと相談した上で、近日中に球団側と話し合いを持ち、最終決定する。
原巨人は長年チームを支え続けた高橋由抜きで日本シリーズを戦うことになる。走攻守はもちろんのこと、生え抜きベテランの存在は精神面でも大きい。CSでは正捕手阿部が右肩痛で欠場。チーム一丸となって埋め、穴を感じさせなかった。同様に危機を乗り越えた先に、6年ぶりの悲願がある。
[2008年10月28日8時58分 紙面から]
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