右肘痛で調整が遅れていたオリックス近藤一樹投手(27)が、12日ウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で実戦復帰する。キャンプ中の2月下旬に右肘骨棘(こっきょく)障害で一時はノースローだったが、順調に回復。福間投手コーチは「肘だけでなく肩の部分も(原因が)あったみたいだね。1イニングの予定です」と、説明した。

 近藤は「1イニングずつ徐々に増やしていけたら。交流戦も始まるし(1軍)予備軍として待機できるようにします」と控えめ。「やることをやって、後は上の判断にお任せします」と言葉を選んだ。

 12日は、右肘手術を経て実戦復帰したばかりの金子千が3イニング、その後を近藤が投げる予定。また、右の先発候補では小松も復調。岡田監督は17日開幕の交流戦で先発を4人で回す構想も示唆しており、先発不足が一気に解消されるかも…。福間コーチは「これから選ぶのが大変だよ」と話した。