巨人原辰徳監督(53)があくなき執念をのぞかせた。台風15号の影響で21日、東京ドームでの横浜戦が雨天中止となった。残り22試合になった現状に「まだ、徳俵には足がかかっていない」と、独特の表現でCSも含めて、頂点を諦めていないことを強調。さらに「足が徳俵にかかって戦うこともある。その時ですよね。そういう時期こそ自分を測れるし、楽しい。今こそが力の出しどころ、と。まだまだ先は長い。粘って粘って最後まで頑張り抜く」と話した。

 鍵を握るのはやはり4番だ。18日から3試合連続で長野を4番に起用しているが、11打数1安打。首位打者ながら、4番では結果が出ない。原監督を「本当に4番バッターがいないな、今季は」と嘆かせていたが、この日は早出特打を敢行した。その姿に、原監督は「自分でムチを入れている。それでいいと思う」と大きくうなずいた。

 「去年は終盤に成績を落とした。このままならば、去年と一緒」とも話し、ひと回り大きく「真の4番」としてシーズンを乗り切ってほしいとも話す。甲子園は今季4割4分1厘と相性も抜群。明日23日からの阪神3連戦で、いま1度長野に、セ・リーグの戦いを熱くする打撃を、同監督は期待した。【金子航】