日本ハム斎藤佑樹投手(24)の後半戦スタートが、日曜日の29日オリックス戦(京セラドーム大阪)で調整が進められていることが9日、分かった。20~21、23日と行われるオールスターにもファン投票1位で出場が決まっているが、球宴3試合のいずれに登板しても、後半戦に支障なく臨める日程に。中6日できっちりと登板間隔を守ることが可能な日曜日に固定する方針で、前半戦以上の勝ち星を狙う斎藤にとっては“万全ローテ”となる。

 交流戦最後の登板となった6月6日広島戦を最後に、4試合で白星がない。左脇腹を痛めて戦線離脱した昨年と違い、開幕から先発ローテを守り続ける今年は、調整の難しさや目に見えない疲労との戦いが続く。前半戦の登板は、13日楽天戦(Kスタ宮城)を残すのみで現在5勝6敗。「(144試合の半分の)72試合を過ぎて(シーズンは)もう折り返している。前半で5勝しかしていない…、5勝もしている…、両方言えるけど、後半戦は前半以上に勝たなきゃいけない」。前半戦に比べ試合数が少ない後半戦で、すでに挙げている5勝以上のノルマを自分に課し、2位からの巻き返しを狙うチームの柱となる覚悟だ。

 本拠地では約3週間ぶり完全休養日のこの日、斎藤は札幌市内の室内練習場には姿を見せず、長期遠征などでたまった疲れを癒やした。まずは次回登板を白星で飾って前半戦を締めくくり、後半戦へ弾みをつける。