日本有数の北の歓楽街すすきのに、ネオン好きの選手ではなく?

 球団全体で進出する。ニッカウヰスキーの看板で有名な札幌・すすきの交差点付近に、日本ハムの巨大看板が出現することが27日、分かった。ガイドブックにも載るような観光名所で大々的にPRし、優勝争いを展開するチームを盛り上げていくのが狙い。球団関係者は「ランドマークと呼ばれる場所に看板を掲出し、街全体で盛り上げていきたいと考えています。すすきのから札幌ドームまではたった7キロしかないんです。興味を持ち、足を運んでもらえたら」と話した。

 効果は絶大とみられる。新宿の歌舞伎町、福岡の中洲と並んで日本3大歓楽街と呼ばれるすすきのは、1日約8万人が訪れるという人出の多い場所。看板は縦10メートルほど、横20メートル近くある大きなもので、北海道在住者だけではなく、観光客も多く足を運ぶことから、大きな宣伝効果が期待できる。また札幌ドームは女性ファンが多いのが特徴だが、すすきのを訪れる中年男性や若者といった、“野球観戦ビギナー”の興味もひくことになりそうだ。

 お披露目は9月中旬を予定。看板掲示の契約は複数年で組まれており、ニッカウヰスキーと並んで「名物看板」となる可能性もある。まずは全国的に有名なすすきのに進出したが、球団関係者は「他にもいろいろなところに出せたらいいですね」と話しており、“夜の街”に限らず、今後はさらなる観光スポットなどに進出することも検討中。露出アップ大作戦で、北海道に日本ハムあり-を印象づける。