日本ハム木田優夫投手(44)が来季のチーム構想から外れたことが3日、分かった。プロ入り26年目の今季は、1軍登板は4月のわずか1試合にとどまり、来季以降は若返りを図るチーム方針のため自由契約になる。この日、尊敬する栗山英樹監督(51)から通達され、近日中に正式発表される。日米のべ8球団を渡り歩いた大ベテランは今後、現役続行も含めて身の振り方を検討する。

 88年にドラフト1位で巨人に入団。98年にオリックスへ移籍し、波瀾(はらん)万丈の野球人生がスタートした。99年からは米タイガースでメジャーに挑戦。00年途中からはオリックスで日本球界復帰。02年は腰痛などで1年間のブランクがありながら、復活して03年に再渡米した。その後、ドジャース-マリナーズ-ヤクルトでプレーし、10年に日本ハムへ移籍。1年目は先発と中継ぎを兼務して21試合に登板したが、昨季はわずか3試合に終わった。また、球団は3月に右肘の手術を行い、リハビリ中だった金森敬之投手(27)にも戦力外通告をする。