ソフトバンクは22日、新外国人選手としてブライアン・ラヘア内野手(30)の獲得を発表した。2年契約で総額450万ドル(約3億6000万円)プラス出来高払い。今季カブスで16本塁打、球宴に初出場した左の長距離砲で、王球団会長は4番候補に指名。内川、ラヘア、松田、ペーニャの中軸なら「100打点カルテット」復活も夢じゃない。(金額は推定)

 V奪回のキーマンが決まった。2年契約で3年目は球団が選択権を持つオプション付きで、左打ちのラヘアと合意。今季カブスで130試合に出場し、打率2割5分9厘、16本塁打、40打点をマーク。球宴にも初選出された。本塁打はメジャー通算21発、3A通算では123発。昨年の3Aでは38発を放ちつつ、打率3割3分1厘とハイアベレージの打撃を見せた。

 王会長は「長打力があるし、レフトにも打てる。ペーニャと右、左でいい形になれば。4番を任せられる力があると評価して交渉した」とほくほく顔。さらに「ペーニャが5、6番を打つくらいになれば。3、4、5、6番は固定が理想だから。今年は打つ方で苦しんだ。得点力が課題だった」。今季はここぞの場面で1本が出ず、総得点はリーグ5位の452。流動的だった4番にラヘア、21本塁打、打率2割8分と来日1年目でフィットしたペーニャを6番に置くオーダーなら破壊力が増しそうだ。

 3番から内川、ラヘア、松田、ペーニャ。ダイエー時代の03年に井口、松中、城島、バルデスでプロ野球史上初めて達成した「100打点カルテット」再現へと夢が膨らむ。ラヘアの背番号が当時バルデスがつけた「35」というのも不思議な巡り合わせだ。

 昨年の数字ではややタイプの異なる内川が74打点、ラヘアは3Aで109打点、松田も83打点。今季のペーニャが76打点。各選手とも上積みが必要だが、軸になる4番が固まったことで相乗効果が期待できる。王会長は「外国人選手向きのポジションはそんなにあるわけじゃない。よほどでないと、とらない」と、外国人野手の補強について事実上の“終結宣言”を出した。超攻撃的打線を擁し、来季、球界の主役へと返り咲く。【押谷謙爾】

 ◆100打点カルテット

 03年、4年ぶりの日本一に輝いたダイエーは、チーム打率2割9分7厘とプロ野球記録を更新。松中(123点)城島(119点)井口(109点)バルデス(104点)と、史上初めて4人が100打点以上をマークした。