日本ハム大谷翔平投手(18)の二刀流育成が、投手寄りにシフトする。21日、ロッテ戦(QVCマリン)が雨天中止となり、フリー打撃や外野ノックなどで汗を流した。次回登板は26日ソフトバンク戦(東京ドーム)で先発する予定。好投すればローテの一角として組み込まれる見込みで、栗山監督は「ローテーションのピッチャーとして考えている」と語っており、よほどの背信投球をしない限り先発ローテに組み込まれる。となれば、野手での出場機会は減る。

 先発では中6日が基本となる。大谷は前回18日の広島戦は、初めて中6日で登板し4回3失点で降板となった。栗山監督は「この前のピッチングは球はいいけど…(打たれる)というのがあったよね。負担のない動きを考えて、きちっとやらせたい」。打率3割2分9厘と打者としても貴重な戦力だが、投手最優先で起用していく方針だ。

 この日のロッテ戦が雨天中止となると、大谷はずぶぬれになりながらグラウンドでノックを受けた。「これが、いい方向にいってくれればいいです。連戦なので気持ちの切り替えが重要になると思います」。スタメン予定だった一戦が流れてしまったが、表情はさわやかだった。今日22日は試合前にブルペン入りするため、出場は状態を見ながら判断される。【本間翼】