竜のゴメスは元気です-。中日の新外国人アレクシス・ゴメス外野手(35=米独立リーグ)が4日、オープン戦全試合出場を誓った。地方開催となる今日5日からの西武2連戦(刈谷、小牧)にも出場する。虎のゴメスは故障離脱するが、こちらは「もう90%くらいの状態」と順風満帆。年俸1000万円の助っ人は予想外の?

 働き者だ。

 打撃好調のゴメちゃんは冗舌だった。ナゴヤ球場で全体練習を終えると「明日は4本くらいは打ちたいね」と笑った。今日5日に予定されている西武戦で「ホームラン宣言」ならぬ「4安打宣言」。これだけではない。真剣な表情で「すべて出たいと思ってるよ。もちろん、決めるのは監督だけどね」。オープン戦の全試合出場を志願した。

 大砲がヒットメーカーに生まれ変わった。キャンプ序盤は大きな当たりを連発していた大砲が、フリー打撃でも引っ張らない。2日のDeNA戦では来日初となる3安打の固め打ち。いずれも単打だった。「パワーがあるからホームランはいつでも打てる。今はヒットが大事。試合では投手のタイミングを取ることを考えているよ」。期間限定で意図的にスタイルを変えたのだ。

 “先輩”のアドバイスが効いている。大の仲良しルナも来日1年目は、投手の特徴を把握するために大振りを封印。ミートを心がけた。その経験がゴメスにも生きている。

 右膝故障でいまだ実戦復帰のメドが立たない虎のゴメスとは違い、調整はすこぶる順調だ。「今は90%くらい。開幕には100%の状態になるよ」。ルナ、カブレラ、パヤノら同郷の助っ人にも囲まれ、ホームシック知らず。一塁、外野を守れる器用さも兼ね備えており、起用の幅は広がる。

 「日本の生活は何の問題もないよ。焼き肉は最高だ。今度打ったらおごってくれよ!」

 陽気なドミニカンが、レギュラー争いの台風の目になる。【桝井聡】