日本ハムからドラフト1位指名された花巻東・大谷翔平投手(18)が3日、両親とともに岩手県奥州市内のホテルで球団との入団交渉に臨んだ。栗山英樹監督(51)とは先月26日以来の対面。大谷本人は報道対応しなかったが「自分の疑問点を解消していただき感謝しております。周囲の迷惑がかからぬよう、今週中には球団に伝えたいと思います」と球団広報を通じてコメントした。

 大谷の父徹さんが胸中を代弁した。間接的に聞こえてくる中傷、投打二刀流のプランが気にかかっていたが、この日の交渉ですっきりした部分もあったという。「日本ハム入りに前向きなニュアンスととらえていいか」と報道陣から問われると「そうですね。応援してくれた人、監督、日本のプロ野球関係者にも迷惑をかけた点を気にしている」と話した。

 背番号11、最高額となる契約金の提示も受け、日本ハム入りは間近とみられる。