プロ入りおめでとう、日本シリーズで会おう。阪神藤浪晋太郎投手(19)が25日、西武にドラフト1位で指名された大阪桐蔭の後輩・森との日本シリーズでの対決を望んだ。
ドラフト会議から一夜明け、1年前の主役は甲子園室内練習場で汗を流していた。福岡でのオーバーホールを終えて練習再開。それを終えると、森に対する気持ちを語った。前日のドラフト会議はしっかりチェック。大阪桐蔭でバッテリーを組み、甲子園春夏連覇を果たした女房役は、西武に単独で1位指名された。
「おめでとう、という連絡はさせてもらいました。(森は)『一緒のチームにいけなくて残念です。いい球団に入れたんで、しっかり頑張ります』と言っていました」
藤浪自身も森の実力を高く評価して、同じチームで戦うことを望んでいた。虎でのバッテリーは実現しなかった分、対戦する楽しみの方を強調した。
「試合になったら個人の感情どうこうではないですが、対戦は楽しみですね」
リーグが違うため、投手と打者で相まみえるのは交流戦か、最高峰の舞台である日本シリーズに虎と獅子が勝ち進んだ時になる。
「個人の感情を入れるつもりはありませんが、交流戦でも、日本シリーズでも(対戦)できれば、というくらいです」
わき上がるであろう特別な意識を一切排除し、勝利のみを追求する。それが投手藤浪だ。甲子園優勝バッテリーが日本シリーズの舞台で相対する…。舞台の整ったドラマに最強の先輩が思いをはせた。【鈴木忠平】<日本シリーズでの主な同窓生対決>
◆杉浦忠(南海)VS長嶋茂雄(巨人)
立大の同期は59年シリーズで初対戦し、杉浦が4連投4連勝で巨人を倒した。65、66年の対戦はいずれも巨人が日本一。長嶋は66年第5戦に杉浦から2ランを放った。
◆桑田真澄(巨人)VS清原和博(西武)
PL学園の同期はシリーズで87、90、94年と3度対戦。唯一巨人が日本一となった94年は清原が桑田に3本塁打を浴びせた。
◆田中将大(楽天)VS坂本勇人(巨人)
小学時代に兵庫・伊丹市の「昆陽里タイガース」で坂本投手、田中捕手のバッテリー。今日開幕の日本シリーズで新たなライバル伝説を築く。



