若虎よ、サムライを攻略せよ! 阪神はきょう3日、京セラドーム大阪でWBC日本代表と強化試合を行う。金本知憲監督(48)は、先発武田らエース格をいかに打ち崩すかをメインテーマに掲げた。各チームの主戦級を攻略できない姿は毎年の課題。沖縄・宜野座キャンプで成長を印象づけた若手にとっては、開幕に向けた腕試しになる。
若虎の成長は本物か。日本代表との強化試合が、試金石となる。金本監督がハッパをかけた。
金本監督 日本を代表するバッターやピッチャーと対戦するチャンス。バッターはいいピッチャーから打ってほしいし、ピッチャーはバッターを抑えて、自信にしてほしい。
サムライ投手陣を攻略せよ-。春季キャンプでは若手の取り組みに一定の評価をした。秋から継続した筋力トレーニングの成果が出て、打者のスイングスピードは上がった。北條や高山、中谷らが顕著で、実戦でも結果を残した。次なるハードルが待っている。指揮官は続けた。
金本監督 先発ローテーションで10勝以上するピッチャーを打ってこそ。勝ちゲームで投げるセットアッパーを打てるようなバッターを目標にしてほしい。二線級や三線級から打って、満足してはいけない。
超変革を掲げた昨年からこのセリフを口に出していた。15年は広島黒田と前田にそれぞれ4勝0敗、16年は巨人田口に5勝0敗を許すなど、主戦級の攻略は長らくの課題。現在の力量も測るべく、日本代表はもってこいの相手だ。先発が予想される武田をはじめ国内有数のリリーフ陣が並ぶ。若虎も気合は十分だ。
開幕の遊撃スタメンが有力になった北條は迷いなく言った。「いい投手から結果を残したいですね」。2月25日の日本ハム戦では1試合2本塁打。今度はサムライ打ちで、今季の大ブレークを印象づけたい。ドラフト1位の大山は三塁のスタメン出場が濃厚。「積極的に振ることは、どの打席でもやれることだと思うので、しっかりやりたい」。ルーキーにとっては、貴重な経験を積む舞台になる。
開幕まで残り1カ月を切った。甲子園での全体練習を終え、指揮官は言った。
金本監督 開幕に合わせてどうこうという選手も少ない。投手も競争があるわけだし、野手も生き残りをかけた競争もある。ハイレベルな競争をしてほしい。
ポジションは固まりつつあるが、開幕1軍のメンバーは決まっていない。競争意識がサムライ攻略につながるか。若虎の奮起がチームに勢いをもたらす。



