2013年11月30日に、自動車事故で亡くなったポール・ウォーカーさんの遺作となる「ワイルド・スピード」シリーズ第7弾「ワイルド・スピード SKY MISSION」が3日、全米公開されて大きな反響を呼んでいます。ウォーカーさんは同作を撮影中に事故死したため、撮影は一時中断。その後、お蔵入りの可能性もあった中、共演者でプロデューサーでもある盟友ビン・ディーゼルら共演者やスタッフの熱い想いで、すでに撮影済みのウォーカーさんのシーンをそのまま生かし、未撮影のシーンは実の弟2人が代役として演じることで撮影を続行。そして遺作となる本作ができあがったのです。
本シリーズは、全世界累計興行2300億円を超える大ヒット作で、今作でもディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソンらシリーズのオールスターが集結し、ジェイソン・ステイサム演じる悪役と死闘を繰り広げています。ネタばれになるので詳細はここでは省きますが、ウォーカーさんの主要シーンはすでに撮影済みだったこともあり、ウォーカーさんの最後の姿をたっぷりとスクリーンで楽しむことができます。このようなケースではウォーカーさん演じるブライアン・オコナーが死亡する設定に脚本を書き替えがちですが、物語から自然に去るという内容に改稿。まさに、キャスト、スタッフ一丸となって作ったウォーカーさんへの追悼作品に仕上がっています。ウォーカーさんは亡くなりましたが、最後はCGでも登場しており、ファンならずとも胸を打ちます。
ウォーカーさんは01年に出演した「ワイルド・スピード」の大ヒットで一躍人気俳優となり、その後、「ワイルド・スピード×2」(03年)、「ワイルド・スピード MAX」(09年)、「ワイルド・スピード MEGA MAX」(11年)、「ワイルド・スピード EURO MISSION」(13年)で、オコナー役を演じ続けてきました。そして、今作がスクリーンでウォーカーさんを観られる本当の最後の作品となってしまいましたが、きっとこれからもこの作品と共に永遠にスクリーンの中で生き続けることでしょう。
ディーゼルは早くも今作は来年のアカデミー賞で作品賞を取ると宣言。「この映画のパワフルさにかなうものなんて他に存在しない」とコメントしており、単なる商業映画としてだけでなく、共演者たちのウォーカーさんへの熱い想いが詰まった最高の出来栄えに自信を見せています。もちろん、これまでもド派手なカーアクションを繰り広げてきた本シリーズだけに、今作でもかつて誰もやったことのない空中からのカー・ダイブと言う常識外れのアクションを行うなど、手に汗握るアクションも満載。週末3日間の興行収入1億4362万ドル(約170億円7400万円)を稼ぎ出す大ヒットで、4月のオープニング興行としては過去最高となるぶっちぎりの強さを見せている今作は日本では17日から公開されます。ぜひ、スクリーンで楽しんで欲しい今年前半のNO・1映画です。
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