TBSの火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が20日(火)に最終回を迎える。

 ドラマは海野つなみの同名マンガが原作。「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり(新垣結衣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)と「仕事」として契約結婚。「夫=雇用主」、「妻=従業員」の雇用関係で恋愛感情を持たないはずが、同じ屋根の下で暮らすうち、妄想女子とウブ男は徐々にお互いを意識し出す・・・というラブコメディー。

 話数を重ねるごとに視聴率が上昇し、第10話までの放送で1度も下がることなく上昇し続けている「逃げ恥」。13日(火)放送の第10話では、TBS火曜ドラマ枠歴代最高視聴率の17・1%を記録。さらにはタイムシフト視聴率でも全番組の中で首位を獲得するなど、大きな反響を呼んでいる(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。また、第10話放送中にはTwitterのトレンドワードトップ10のうち9つが“逃げ恥”関連のワードになった瞬間もあった。

 2016年の社会現象を巻き起こしたともいえる「逃げ恥」だが、その一大ブームは津崎平匡役の星野源が歌う主題歌「恋」に合わせ出演者が踊る「恋ダンス」が火付け役のひとつ。9日(金)に放送した「ぴったんこカン・カン」では、土屋百合役の石田ゆり子と星野源、そして安住紳一郎TBSアナウンサーが踊った「恋ダンス」が番組のエンディングで放送され大きな話題に。また、YouTube上でも一般の方々の「恋ダンス」がアップされているのをはじめ、JNN各局でもアナウンサーたちが踊る「恋ダンス」各局バージョンを制作、ドラマ公式サイトに続々とアップされている。どれも力作揃いで各地の魅力を上手く反映させたものもあり、こちらも注目を集めている。16日、TUY(テレビユー山形)、KUTV(テレビ高知)バージョンが公開予定で、これでJNN全28局の「恋ダンス」が出揃う。JNN各局バージョンはTBSからお願いしたわけではなく、どの局も自発的に制作しているところが、今回のブームの大きさを物語っているように見える。

 「逃げ恥」最終回に先立ち、きょう16日(金)放送の「中居正広のキンスマスペシャル」(午後7時56分~9時57分)では「逃げ恥ブームの謎に迫る」(仮)と題して特集企画を放送! そして20日(火)午後10時放送の最終回では、津崎からプロポーズされたみくりだが、その理由を知り複雑な心境に。さらには、みくりが副業を始め、心と生活のすれ違いにより2人の間に溝ができはじめる…。夫=雇用主、妻=従業員の、仕事としての結婚からはじまった2人の夫婦生活。ハグをして、恋人になり、近づいては離れるもどかしい関係が続いたが…。果たして、2人が最後に下す決断とは…? 「逃げるは恥だが役に立つ」、いよいよムズキュンフィナーレへ…! 気になる最終回は、15分拡大となる。