舞台「放浪記」で2000回以上主演し、テレビドラマや司会など幅広く活躍、11月10日に92歳で死去した俳優森光子さんの本葬が7日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。生前親しくしていたプロデューサーの石井ふく子さんやアイドルグループ「嵐」のメンバーら関係者が訪れた。
斎場には「放浪記」の舞台姿をはじめ数々の写真を展示し、花で飾られた祭壇には、親しかった俳優の黒柳徹子が司会を務めるテレビ番組「徹子の部屋」に出演したときの笑顔の遺影が掲げられた。
参列者には「感謝と愛を捧げます」と記した封筒を配布、「放浪記」の冒頭で紹介される「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき」という詩のフレーズをしたためたカードを収めている。
本葬では冒頭、舞台やテレビ、映画など、森さんの多岐にわたる活躍を映像で紹介した。
葬儀委員長の松岡功・東宝名誉会長は「あなたほどお客さまを大切にした俳優はいません。日本中の人が日本の母さんを失った思いとともに、冥福を祈っています」と追悼の言葉を述べた。
プロ野球福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長は弔辞で「誰もがお会いすると森光子ファンになってしまう。私もその1人でした」としのんだ。




