なでしこからマドモワゼルに変身!

 女子日本代表DF鮫島彩(24=モンペリエ)が19日、チームに合流するため成田空港から渡仏した。ロンドン五輪出場を決めたアジア最終予選を終え、米国のボストン・ブレーカーズから移籍。欧州での成功に向けて、「フランス人」になりきることを誓った。

 まずは語学だ。「まったく話せません。丸腰です」。同じなでしこ戦士で、チームメートとなるMF宇津木と同様、クラブスタッフからレッスンを受ける。日本の知人からはフランス語講座の本を贈られた。ページごとに複数の知人からの激励メッセージが書き込まれた特製教材で、頭の吸収も早いに違いない。「さっそく機内で読みます」と笑顔で話した。

 女性アスリートとして、美貌にも力を入れる。「これじゃないとダメだという、こだわりのシャンプーを持ってきました」。詰め替えも持参し、フランス人形のようなきれいな髪を保つ。「瑠美(宇津木)がフランスのフルーツはおいしいと言ってたので楽しみ」と、美肌のためにビタミンも豊富に摂取する。

 25日のリヨン戦でデビューすることが濃厚。来夏の五輪本番へ、自らを鍛える大事な戦いが始まる。「全部をプラスに変えていきたい。たくましく生きていこうと思います」。金メダルを首にシャンパンで祝杯を挙げる日のために、鮫島は強く、美しく、エレガントに成長する。【由本裕貴】