日本サッカー協会が次期監督候補の2番手として挙げているミカエル・ラウドルップ氏(50=現カタールリーグ・レクワイヤ監督)が、地元デンマークメディアのインタビューに応じ、日本行きを否定した。デンマーク紙ユランズ・ポステン(電子版)は12日、同監督のコメントを掲載。「私はどこへも行かない。6月30日まではレクワイヤと契約が残っているし、最優先に考えている。また、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦っている。私はカタールに残る。アジアの強国(日本)の監督候補に名前が挙がったことは喜ばしいが、今はカタールを去る予定はない」と語った。

 日本協会は現在、アギーレ監督の後任としてイタリア人のルチアーノ・スパレッティ氏(55)を本命として考えており、近日中にも条件提示するとみられる。霜田正浩強化担当技術委員長(48)は渡欧前に「これから複数の監督を調査はするが、複数の監督に同時に声を掛けるような失礼なやり方はしない」と話している。優先順位最上位のスパレッティ氏に断られない限り、ラウドルップ氏、さらに3番手でドイツ人のフェリックス・マガト氏(61)とは交渉しない方針だ。