<アジアCL:FCソウル(韓国)2-1G大阪(日本)>◇20日◇1次リーグ◇F組◇万博

 「G大阪の最高傑作」と呼ばれる17歳のMF宇佐美貴史が、初出場初ゴールの離れ業を演じた。FCソウル戦で公式戦初出場。前半10分に積極的にミドルシュートを放つなど奮闘した。後半19分にはMF倉田秋のロングボールを、DFの裏に飛び出して受け、右足で先制弾となる鮮烈なデビュー戦ゴールを挙げた。後半36分に途中交代した高校2年の新星は「緊張がヤバくて、ノドが渇いて渇いて仕方がなかった。でも、やっていくうちに乗っていけた。90分通してやりたかったですけど、それが課題ですね」と笑顔で話した。

 チームは宇佐美のゴールを守りきれず、後半ロスタイムに失点するなどして逆転負け。西野監督は「たくさん試合を振り返ったとしても、今日は宇佐美の報道ばかりになるんでしょうね。くわしく分析する必要はない。(宇佐美にとって)今が進歩していくタイミングなのだと思う。できることであれば、リーグ戦だとか高いステージでやらせてみたい」と褒めたたえた。

 G大阪は1次リーグを首位突破し、決勝トーナメント初戦で川崎Fとホーム万博で戦う。