G大阪では簡単にはレギュラーになれません。宮崎2次合宿2日目の14日、DF高木和道(28)MF遠藤保仁(29)ら日本代表4選手が合流した。戦術練習ではセンターバックの主力組にDF山口と中沢が入った。西野朗監督(53)は「DFは連係が大事」と代表の高木を控え組に回した。清水から今季加入し、G大阪で初練習となったが、2番手スタート。実力でレギュラーの座を奪いとるしかない。

 宮崎で初の戦術練習。G大阪の主力組から日本代表の高木が外れた。センターバックには昨季のレギュラーコンビ、ゲーム主将の山口と中沢が入った。代表選手でも先発の座が保証されないのが、アジア王者のG大阪だ。高木は黙々と控え組でアピールを続けた。「簡単に試合に出られるとも思っていない。分かった上で移籍を決断した」と厳しい表情で言った。

 西野監督はセンターバックの軸を山口と考えている。その相棒争いは激しい。現時点では新加入の高木と元韓国代表パク・ドンヒョクより、中沢の方が序列が上だ。「DFは連係が大事。中沢は気合が入っている」と指揮官は目を細める。一方で「パクは言葉の問題。高木は連係面での不安がある。ポジションは勝ち取るしかない」と言った。

 2番手スタートとなった高木だが、陰の努力は怠っていない。代表招集中も遠藤や橋本からG大阪のチームカラーを必死に学んだ。同僚の性格、大阪の街の特徴まで真剣に聞き入った。「まだ、名前と顔が一致しない選手もいる。早く覚えていくしかない」と力を込めた。

 15日にはJ2甲府と練習試合が予定される。188センチの高さを生かしたヘディングと最終ラインからの正確なパスを武器にアピールを続けるだけだ。「とにかくみんなとコミュニケーションをとりたい。いつか、試合に出られるようになるでしょ」と高木。安定したプレーを続けていくことが、レギュラー奪取への近道となる。【奈島宏樹】