Jリーグの来季日程が、W杯があった今季以上にハードになる。Jリーグは14日、東京・文京区のJFAハウスでJ1実行委員会を開き、11年シーズンの日程案について討議。今季の公平性を欠く日程について意見が噴出するなど紛糾した。

 実行委員会の冒頭では、日本協会の大仁副会長があいさつ。異例の出席となったのは「南米選手権に、ご協力をお願いしたい」というあいさつのためだが、実行委員からは「もう決まったことか」「リーグ戦が消化できない」などと反発の声も出た。通常2時間弱の会議が、この日は3時間半。それほど、日程問題は頭痛の種になっている。

 平日のリーグ戦開催は今年同様に行われる。今季は試合間隔の違いで不公平感があった。来季は火曜、水曜などの分散開催をなくす方向だが、猛暑の中での連戦は変わらない。日本代表の親善試合、ナビスコ杯、天皇杯、さらにACLなどJリーグの都合だけでは決められない問題も多い。気の遠くなるような11年の日程編成作業は、これから本番を迎える。