セリエAで12日のサッスオロ戦に、ACミランでのデビューとなる途中出場した日本代表MF本田圭佑(27)に、13日付のイタリア各紙は軒並みチーム最高点をつけた。

 ガゼッタ・デロ・スポルト紙とコリエレ・デロ・スポルト紙は6点、トゥット・スポルト紙は6・5点で、いずれもチーム最高だった。ガゼッタ紙は「商業的にも役立つだろうが、ケイスケはプレーの質も高く、また冷静」と評価。トゥット紙も「客観的に難しい局面でデビューしたが、とりあえず力のあるところを見せた」と称賛した。

 チームについての記事でも好意的な表現が並んだ。ガゼッタ紙はアレグリ監督の去就問題に紙面を割きつつ「全て捨てたものというわけではない。本田のデビューは慰めになった。日本人選手がチームを活性化した」と評した。コリエレ紙は「本田が入ってからミランは、少なくとも攻撃の力を見いだした」とたたえ、トゥット紙は「ミランの最良の時は、彼のシュートがポストをたたいた時だった」とした。