リオデジャネイロ五輪銅メダルで世界7位の錦織圭(26=日清食品)が力尽きた。

 同3位のスタン・バブリンカ(スイス)から第1セットを奪ったが、途中から疲労で足が動かなくなり、6-4、5-7、4-6、2-6の3時間7分、4セットで敗れた。

 錦織は第2セット、2-0とリードしながら第4ゲームで追いつかれた。このセット、錦織は8本のブレークポイントを握りながら、1度しかものにできず。特に3オールから相手のサービスゲームで0-40と、3本連続のブレークポイントを握りながら、それを逃したのが大きかった。5-6から自分のサービスゲームを落とすと、そのまま突き放された。

 しかし、6月のウィンブルドン以降、夏のハードコート・シーズンを、マスターズ・トロント大会準優勝、リオデジャネイロ五輪銅メダル、全米4強入りと結果を残し、また一回り強くなった錦織を証明した。

 錦織は、12日に発表される最新世界ランキングで5位に復帰する。