フィギュアスケート男子のエース、高橋大輔(22=関大大学院)が今季絶望となる恐れが出てきた。日本スケート連盟は4日、高橋が今季初戦に予定していたGPシリーズ第3戦の中国杯(6日~)を欠場すると発表したが、関係者によると10月末の練習中に痛めた右ひざに、靱帯(じんたい)断裂の疑いがあるという。

 高橋は練習中のジャンプで着氷した際、ひざを痛めた。現在も歩行が困難な状態で、競技復帰へのメドも立っていない。中国杯欠場で、2季連続2位のGPファイナル(12月12、13日・高陽=韓国)進出も絶望的。7日に精密検査を受けるが、靱帯を痛めていれば復帰まで数カ月かかることは確実。最悪の場合は、10年バンクーバー五輪プレシーズンの今季を棒に振る可能性もある。仮に来年3月の世界選手権を欠場した場合には、五輪出場枠確保への影響を懸念する声もある。

 06年トリノ五輪で8位入賞した高橋は、07年の世界選手権(東京)で日本男子初の銀メダルを獲得。優勝を狙った昨季の世界選手権は4位に終わったが、GPシリーズなどで安定して上位に入り、バンクーバー五輪ではメダルの有力候補として期待されている。