全国各地で、梅雨明けが宣言された。気温30度を超える場所もところによってはある。本格化した夏。高校野球のシーズンだ。今年の甲子園は第100回の節目の大会。全国で予選が始まろうとしている。岩手大会は6日にスタートする。その開幕戦で、岩手出身の楽天銀次が始球式に登場する。現役のプロ野球選手が、高校野球の始球式でマウンドに上がるのは極めて異例。

 銀次 一生の思い出になる。自分を育ててくれた高校野球に恩返しができる。本当に楽しみだし、このような機会を与えていただいて、感謝しかない。

 05年高校生ドラフト3位で入団し、プロ13年目を迎える。昨季は一塁手でゴールデングラブ賞を獲得するまでに成長したが、高校生の時は捕手だった。「懐かしい。甲子園には行けなかったけど、県大会で活躍出来て、それがあって、今がある。選手たちには、最後の最後まで諦めずに頑張って欲しい」と、エールを送った。

 「大事な大会の開幕戦の1球目なのでね。しっかりとした球を投げたい」。試合前練習の合間などに、投球練習も忘れない。「打者がのけ反るくらいのね。びしっとした球を投げたい。理想は135キロくらいかな。多分それくらいしか出ない」と冗談っぽく笑う。高校野球が野球人生の原点でもあるという。その時、その瞬間の大切さを、始球式を通して伝えるという。【楽天担当 栗田尚樹】