阪神西純矢(左)と西勇輝
阪神西純矢(左)と西勇輝

「JFK」「キナチカ」に続く「○○○」を探せ!

かつての阪神の「勝利の方程式」J・ウィリアムス、藤川、久保田。昨季躍進した新人コンビ木浪、近本。名前を掛け合わせたニックネームは見出しとなって紙面を彩り、世間の認知を得れば彼らの代名詞ともなってきた。今季も注目の新人選手や新外国人が加わり、ポーカー的感覚でどんな組み合わせ、ネーミングになるか予想してみる。

まずは先発陣の柱、西勇輝とドラフト1位西純矢の縁戚右腕のワンペア。背番号も西純が15、西勇は16という連番の2人は「西西コンビ」、西(WEST)から「WW」「Wツイン」などと、多くの案が出そうだ。

続いてはJ・マルテ、J・ボーア、J・サンズの野手助っ人スリーカード。3人はそろってファーストネームが「J」から始まり、場合によっては並んでクリーンアップを打つ可能性もある。「3J」「JJJ」(トリプルJ)砲を候補に挙げてみた。あるいは4番最有力ボーアを真ん中に置いた頭文字作戦で「MBS」「SBM」砲案もある。「SBM」となれば09年からソフトバンクの勝利の方程式だった摂津、B・ファルケンボーグ、馬原とダブる人もいるだろう。

さらには新助っ人投手のJ・エドワーズ、J・ガンケルの2Jを加えれば「5J」で、ポーカーならフラッシュとなりそうだが、皮肉にも1軍に5人のJはそろわない。外国人枠4つをめぐる激しい争いも見どころだ。

その他、中堅クラス北條、助っ投ジョー・ガンケル、新人遠藤成(じょう)の「ジョー」スリーカード。3人がそろって活躍した矢先には「『ジョー』トリオ」のお立ち台も実現可能。主将糸原と新人藤田の「健斗」ペアや球界最年長42歳福留と球界最重量122キロボーアの今季の球界一番ペアなどもある。

まだまだ発掘できていない組み合わせ、奇抜なネーミングは無限にありそう。こういったキャッチフレーズが何度も紙面をにぎわせた時、必然と阪神も上位にいることだろう。2月1日で12球団は一斉キャンプイン。球春到来となった。プロ野球の楽しみ方は人それぞれ。あなたもオリジナルのキャッチフレーズを考えながら、20年シーズンを楽しんでみてはいかがだろうか。【阪神担当 奥田隼人】

左からJ・マルテ、J・ボーア、J・サンズ
左からJ・マルテ、J・ボーア、J・サンズ