今年の1月29日は、特別な日になりそうだ。神戸国際大付(兵庫)の武本琉聖(りゅうせい)内野手(2年)は、家族や親戚に同校OBが多い「国際一族」。チームは昨秋の県大会で優勝し、近畿大会では8強止まりも、準々決勝で4強入りした京都国際に5-6で惜敗。地域性の面から見ても、センバツ出場校の選考では近畿の5枠目に入ることが有力視されている。

親族初の甲子園出場のチャンスをモノにする。父剛実さん(36)も同校野球部のOBで、ヤクルトの坂口智隆外野手(36)と同期。主軸の5番を担い、坂口らとともに聖地を目指したが、3年夏は県大会決勝で敗退。チームがセンバツに出場した2年春はベンチ入りできず、剛実さんは甲子園の土を踏むことは出来なかった。父だけでなく、父の弟、祖父の弟も同校OBだ。

武本が担うのは、くしくも父と同じ5番。セールスポイントは長打力と選球眼で、昨秋の公式戦では、計10試合で打率3割を記録した。県内屈指の強豪でもある同校の主軸であり、根っからの「国際」ファン。幼い頃から父に連れられて球場へ足を運んできた。国際野球の好きなところを聞けば、魅力を語る武本の口は止まらない。「3、4、5番がしっかりしていて、投手も球が速い。兵庫県なら一番の打力と投手力で守備もうまい。小さい野球よりも、空中戦の大きな野球が好きです」。憧れてきたチームの主軸として座る今。「自分が試合に出ているのがうれしい。センバツ4強が最高なので、それを超えるようにチームの力になりたいです」。センバツ出場校発表は、29日。胸を張って、聖地に立つ。【望月千草】