涼しかった。30度で。そう感じた19日の準々決勝だった。

夏の地方大会から連日酷暑の中で高校野球取材を続けているので肌感覚が狂ってきたのかもしれない。“当たり前”のように毎日「熱中症警戒アラート」も出続けている。酷暑の甲子園大会では「治療のため試合を中断します」というアナウンスがほぼ毎試合流れている。

今大会では史上初めて「朝夕2部制」が導入されたが、午前8時でも汗が噴き出るほどの暑さ。アルプス取材も気合を注入してから向かう日々だ。

関西にあまり来ることがない地区の代表校は「関西は暑さの質が違う。練習を始めて30分の間でめちゃくちゃ暑いので、そこでくたくたの練習になって終わってしまう」と漏らした監督もいた。

普段から関西にいるためあまり他の地区との肌感覚はわからなかったが、調べてみると意外な事実に引っかかった。それは「兵庫が全国最長34日間連続で熱中症警戒アラートが出続けている」ことだ。

兵庫県内には7月18日から8月20日まで毎日のように出続けている。丸1カ月、高温が続いている状態だ。次ぐ鹿児島(奄美地方除く)も7月27日からで、8月に熱中症警戒アラートが毎日出ているのは兵庫と鹿児島の2県だけだ。

ほぼ毎試合で暑さで足がつる選手が出るほどの酷暑の甲子園。残すは21日の準決勝と23日の決勝戦のみとなった。雨予報もあるが、気温は相変わらず35度に届きそうな数字が出ている。

最後の最後に足がつって満足いくプレーができないことは避けてほしい。そう願うばかりだ。【林亮佑】