今秋のドラフト上位候補の八戸工大一(青森)古屋敷匠真投手(3年)が10月26日に行われるドラフト会議を前にプロ志望届を提出せず、進路を大学進学1本に固めたことが7日、分かった。古屋敷の登板日には複数の球団が視察に訪れていたが、大学4年間でさらに力をつけてプロ入りを目指す方向に決断した。

 東北NO・1右腕の呼び声高い古屋敷は、180センチ、80キロの恵まれた体格から投げ込むキレのある直球が持ち味。プロ4球団が見守った今春の県大会準々決勝の弘前東戦では、9回1失点15奪三振の圧巻の投球を見せ、自己最速となる152キロを計測。翌週の青森山田との準決勝でも先発し2-4で敗れたが、自慢の直球で10球団近くのスカウトたちをうならせた。チームとして7年ぶり6度目の甲子園を狙う今夏の初戦(15日)は金木・鰺ケ沢・深浦の連合チームと対戦する。