夏の甲子園に3大会連続出場を目指す前橋育英(群馬)が日本航空(山梨)と練習試合2試合を行った。

 第1試合は140キロ台のストレートが売りのエース恩田慧吾投手(3年)が先発。変化球主体の投球で4回まで無失点に抑えた。ところが、その直後の4回裏の打席でアクシデント発生。相手投手が投げたスライダーが左膝に直撃し、そのまま途中交代した。群馬大会開幕まであと1カ月だけに周囲をヒヤリとさせたが、試合後は「もう大丈夫です」と元気な姿を見せた。

 第1試合は3-1、第2試合も16-1で勝利。荒井直樹監督(53)は「ここ最近は内容も結果もあまりよくなかったから、いい形でできたと思います」とダブルヘッダーの連勝を評価した。

 群馬大会の抽選会は15日。大会は7月7日に開幕する予定だ。【山川智之】