慶応が東海大相模との「センバツ出場校対決」を制し、2年ぶりの決勝進出を決めた。先発の生井惇己投手(3年)が、9回途中まで東海大相模打線に12安打を浴びながらも4点に抑えた。

 生井は9回2死、あと1人のところで右手がつるアクシデント。治療後再びマウンドに上がったが、2点適時打を浴び、無念の降板となった。それでもプロ注目の森下翔太外野手(3年)を1安打に抑え「死球でもいいからインコースを積極的に突いた」と納得の投球だった。

 森林貴彦監督(45)は「いつもスタミナ切れしていた。終盤良くなる投球は初めてだと思う」と褒めた。