21度目の出場となった伝統校の熊本工が、延長12回裏、サヨナラ弾で春夏連続出場の強豪、山梨学院を退けて、節目となる夏30勝目を挙げた。

12回裏、7番山口環生内野手(3年)がバックスクリーンにサヨナラ本塁打を放った。

山梨学院は1回、連打で1死一、三塁のチャンスをつかむと併殺崩れの間に1点を先制。その後も2死一、三塁から重盗を決めて、この回2点を先制した。

熊本工は3回までは山梨学院先発の相沢利俊投手(3年)の前に無得点だったが、4回に2死一塁で、5番森翔太郎内野手(2年)が、左翼線への適時二塁打を放って1点を返すと、続く6番青山典勢捕手(3年)が三塁線を鋭く破る適時二塁打で同点に追いついた。

熊本工は6回から先発の蓑茂然投手(3年)に代わって村上仁将投手(2年)にスイッチ。互いに譲らず延長戦に突入した。