2年ぶりの日本一へ向け大阪桐蔭が始動した。5日、大阪・東大阪市の慈眼寺・野崎観音を参拝後、同校グラウンドで今年初の練習を行った。18年は中日根尾昂内野手、ロッテ藤原恭大外野手らが春夏連覇を達成したが、昨年は8年ぶりに春夏とも甲子園出場なしに終わった。

昨秋の近畿大会で準優勝し、今春センバツの出場は確実。2年ぶりの甲子園へ向け、プロ注目の西野力矢内野手(2年)は「甲子園で本塁打が出ればいいが、まずはチームの勝ちにつながる打撃をしたい。秋に(神宮大会での)日本一になれなかったので春は日本一になりたい」と力強く誓った。

高校通算24本のスラッガーはこの冬、逆方向にも大きな打球を打つためバットを振り込んできた。「進路はまだ考えていない」。同校OBの日本ハム中田翔内野手、和歌山出身のレイズ筒香嘉智に憧れる西野が、今年は甲子園で打の主役になる。