駿河総合は準決勝の浜松開誠館戦で2-11と完敗した。タイブレークの9回表に10失点。2年連続の決勝進出を逃した。

先発した森祐二朗投手(3年)が、8回まで2安打1失点の好投。しかし、9回に捕まった。この回だけで5連打を含む6安打を浴び、10点目を許したところで降板した。「体力よりも気持ちの問題。死球の後のタイムリーで、集中が切れてしまいました」とうなだれた。

それでも、1回戦で9者連続三振を奪うなど、今大会通算32回1/3を投げて41奪三振。エースとしてチームを引っ張った。望月俊治監督(54)は「最上級生になり欲が出て、大きく成長してくれた。上のステージでも活躍してほしい」とねぎらった。

森は今後について明言しなかったが、進学を視野に入れている。「後輩の練習の手伝いをしながら、じっくり考えます」と話した。【古地真隆】