東洋大姫路が粘り強く戦って、1点勝負を競り勝った。1回に1点を先制されたが、すかさず反撃した。中前打で出塁した奥田直輝外野手(3年)は二盗で得点圏へ。敵失に乗じて追いついた。1点を勝ち越された直後の6回には森健人投手(2年)の中前適時打で再び同点に戻した。7回に暴投で決勝点を挙げ、逃げ切った。

5回途中から救援した森は5イニングを1失点にまとめて勝機を演出。3投手を継投した藤田明彦監督(64)は「流れはどうしても向こう。変えたかった。(3回1死一、二塁で救援して抑えた)よく野々村が期待に応えて乗り切ってくれた」とたたえた。

7回には重盗を決めるなどチーム4盗塁と積極的に攻めた。この日、3安打2盗塁と活躍した奥田は「(監督に)『何でもできるバッターになれ』と言われている。意識して、しっかり盗塁もして。次が3番の根来なので、そのためにもしっかり働こうと思いました」と話した。11年夏を最後に甲子園から遠ざかる名門が春の県8強に進んだ。