宮城の第1シード仙台育英が4回戦で姿を消した。ノーシードの仙台商に2-3で競り負け、県内公式戦連勝は「44」でストップ。昨年の独自大会を含む夏5連覇はならなかった。

最速149キロ右腕・伊藤樹投手(3年)が0-0の3回に1死満塁のピンチを招き、押し出し四球と犠飛で2点を献上。さらに5回には適時失策で1点を失った。打線は仙台商の2番手、斎賢矢投手(3年)から8回に2点をかえして追い上げたが、最後は9回2死一塁で5番斎藤陽外野手(1年)が右飛に倒れた。相手の8安打を上回る9安打を放ったが、あと1本が出ず。センバツ8強からの巻き返しを誓った夏が幕を閉じた。勝った仙台商は、金星で創部100周年に花を添えた。