マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(48)が12日、高松市内のレクザムスタジアムで高松商(香川)ナインを指導した。選手からリクエストがあり、打撃練習を実演した。
開始前「ライトスタンドに1本も入らなかったら夕方まで打っています。僕のルールで、1本も入らずに練習を終えたことはないので。入らなかったら明日もです」と説明した。この日は右翼から本塁方向に逆風が吹いた。フリー打撃の内容(結果は目測での判断)と発言は以下の通り。
<1>ファウル
<2>ファウル
右に切れていくファウルに「あれが真っすぐいくと僕はOK。あれがフックしているのは僕の形はできていない」と話した。
<3>右前打
<4>中飛
<5>ボール
<6>遊飛
<7>右越え二塁打
<8>左中間二塁打
<9>右越え本塁打
この日、初めての柵越えを披露すると「帰れるね」と胸をなで下ろした。
<10>右翼線二塁打
<11>右越え本塁打
<12>右越え二塁打
<13>遊飛
<14>右越え本塁打
<15>ファウル
<16>ファウル
<17>ファウル
<18>右越え二塁打
<19>右中間二塁打
<20>右飛
打撃途中で「全力で振るので疲れます。バッティング練習も、全力で(振って)いい形を目指しています。疲れます」と心境を明かした。また「ちょっと軸が外れているので最後(打球が)失速する」と自己分析したほか「バテてから、ここから形を崩さず、振るのが大事」と話した。
<21>ファウル
<22>一ゴロ
<23>ボール
<24>右飛
<25>ファウル
<26>中前打
<27>左前打
<28>右越え二塁打
<29>右越え二塁打
<30>ファウル
<31>右越え二塁打
<32>三ゴロ
<33>ボール
<34>右翼線二塁打
<35>中前打
<36>遊ゴロ
<37>ファウル
<38>遊ゴロ
<39>中飛
<40>二飛
<41>遊飛
<42>中飛
<43>右翼二塁打
<44>ボール
<45>右飛
<46>右前打
<47>ボール
<48>右越え二塁打
<49>右翼線二塁打
<50>中飛
<51>右飛
<52>ファウル
<53>左飛
<54>右越え二塁打
<55>ファウル
<56>ファウル
<57>ファウル
<58>右越え本塁打
最終スイングで右越えのアーチを放つと両手を挙げて「ウエーイ!」と喜び、見守る選手から拍手が起こった。「ただ、打っているわけではないので、形をつくって打ってください」と伝えた。この日は最後までナインと入れ替わらず、打ち続けた。選手も大リーグ通算3089安打の大打者の53スイングを目に焼き付けて「エグい」「ヤバイ」「打球速い」と声を上ずらせた。本塁打の弾道に「キレイ」と見とれるシーンもあった。
高松商は春夏通算48度の甲子園出場を誇り、春夏それぞれ2回ずつ優勝した名門校。日米通算4367安打のイチロー氏は昨年2月にプロ野球経験者が高校、大学での指導に必要な学生野球資格回復制度の認定を受け、これまでも智弁和歌山、国学院久我山(東京)、千葉明徳を指導している。

