今春のセンバツ優勝校の大阪桐蔭が同大会で初の有観客での試合に臨み、猛打を見せつけた。

3回1死二塁。主将の星子天真内野手(3年)が右翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放つと今秋ドラフト候補の松尾汐恩捕手(3年)も三塁ベース直撃の左翼線適時二塁打で続き、2点を刻んだ。複数球団スカウトが視察する前で存在感を示した。

先発は185センチ右腕の南恒誠投手(2年)が務めたが、2点先制直後の4回につかまった。暴投で失点すると、スクイズを決められて、同点に追いつかれた。

だが、4回に暴投と星子の左越え2点適時三塁打で3点を勝ち越した。5回も1点を追加し、試合の主導権を握った。

6回以降は追加点を奪えず、8回に関西大倉に3点目、9回に4点目を奪われたが、南が踏ん張った。。

センバツではチーム11本塁打で、84年PL学園の8本を抜いて大会新記録を樹立。投打で圧倒的な力量を見せつけ、全国制覇を達成した。夏の甲子園優勝を目指し、春夏連覇なら、18年以来、同校3度目となる。異次元の強さを示し「越境入学」の是非などさまざまな話題を集める最強校が夏に向けた戦いを披露する。

 

先発メンバーは以下の通り。

1番 三塁 伊藤

2番 二塁 星子

3番 捕手 松尾

4番 一塁 丸山

5番 右翼 工藤

6番 遊撃 小川

7番 中堅 近藤

8番 左翼 村本

9番 投手 南