2連覇を狙う花巻東が、最大の難関を突破した。今夏甲子園出場の一関学院を6-2で下し、4強入りを決めた。大阪桐蔭時代の中田翔(巨人)に並ぶ高校通算87本塁打の佐々木麟太郎内野手(2年)は「3番一塁」で出場。3打数3安打1打点1死球で勝利に貢献した。今大会通算では6打数5安打2打点と1発こそないものの、大当たりだ。
佐々木麟が先陣を切った。同点に追いつかれた直後の8回、先頭で初球を捉えて左前打。「何が何でも出塁し、チームに流れをつけようと思っていた。長打を狙うことなく、強い打球を意識して打席に入れたので、しっかりそういうところが結びつきました」。その後、無死二、三塁とチャンスは広がり、5番中嶋禅京(ぜんき)外野手(2年)の中前適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。
1点リードの3回には左越え適時二塁打を放っており、この日の安打は3本中2本が逆方向だ。佐々木麟は「今日みたいな強い打球を意識し、バッターとしてオールラウンダーを目指しながら1打席に向き合っていきたいです」と、どこにでも打ち分けられる選手に照準を合わせる。大会通算で6打数5安打と好調をキープ。佐々木洋監督(47)は「今は間ができて非常にいい状態だと思います」と評価する。
花巻東は24日の準決勝でライバル盛岡大付と対戦する。この試合で勝利すれば東北大会(10月10日開幕、山形)出場が確定。佐々木麟は「1戦1戦とにかく勝つことを考えて、先を見ずに戦っていきたいです」と意気込んだ。

