小沢凜登投手(1年)が、甲子園での公式戦初登板に向けてアピールを続けている。
23日、同校練習グラウンドで行われた紅白戦に先発。4回を投げ、許した安打は佐藤稜太内野手(2年)の二塁打のみ。三塁を踏ませず、無四球無失点と好投した。結果を残し「球が走っていたわけではないけど、緩急をうまく使えたと思う」と汗を拭った。
昨夏から投手への挑戦を始めた。浜松ボーイズに所属した中学時代にも経験はあったが、主に野手。本格的に取り組むのは初めてだった。冬場に下半身強化や体重移動を意識したフォームづくりに励むと、最速は130キロから136キロに。「球速が上がったり、三振を取れるのが楽しい」と、当初は戸惑いもあった“新天地”が好きになった。
昨秋は、野手として6試合に出場。背番号「17」で1次登録メンバー入りしたセンバツに向けては「野手としての準備もしっかりしながら、一番は投手で出たい」と燃える。聖地のマウンドを目指す右腕はこの日、反省も忘れない。「もっと球速が必要。本番までに少しでも上げたい」とさらなる成長を期した。
7人きょうだいの長男として育った小沢。センバツ出場決定時には家族全員が喜んでくれた。「きょうだいが多い中で野球をやらせてもらい、感謝しかないです。甲子園でプレーしている姿を見せたい」と恩返しを誓った。【前田和哉】
◆小沢凜登(おざわ・りんと)2006年(平18)9月4日、浜松市生まれ。小学校時代は新津連合子ども会ソフトボールでプレー。中学から浜松ボーイズで野球を始める。右投げ右打ち。家族は両親、姉、妹4人、弟。175センチ、79キロ。血液型O。

