早実が7回コールドで桜美林を破り、春は18年以来の4強入りを果たした。
オリックスなどで投手として活躍し、現在はソフトバンクのスカウティングスーパーバイザーを務める山本省吾氏の長男山本蒼空(あおい)内野手(3年)が、3安打2打点と勝利に導いた。
0-1で迎えた3回、「気負わずに、打てたらラッキーくらいの気持ちで打席に入りました」と、2死三塁からスライダーを捉え同点の左前適時打。5回には、2死二塁から勝ち越しの中前適時打。さらに7回にも1死から左越え三塁打を放ち、その後4点目のホームを踏んだ。
父は星稜で春1度、夏2度の甲子園出場を果たした。今大会前も「頑張って来いよ」と声をかけてもらい、父を「目標とする存在」に掲げ、夏の甲子園を目指す。
打撃では父に負けない自信がある。高校時代の父と今の自分を比べ「父はすごい投手だった。かけ離れている」とは言うが、父は投手で、蒼空は野手。「(打撃に関しては)父に負けない自信はあります」とキッパリ。高校時代の父のボールを思い浮かべ「(今の自分なら)全然打てます!」と笑顔で答えた。
一歩でも父に近づくために。「優勝まであと2つ。全力で勝ちにいきたいです」と力を込めた。【保坂淑子】

