幕張総合が5回コールドで松戸国際を下し、初戦を突破した。

初回、1死一塁のピンチを招くと、先発の須田結太投手(3年)は、心の中でつぶやいた。「ピンチを楽しむ…」。昨年のエース、ロッテ早坂響投手から教わった言葉だ。自信のある真っすぐの調子が悪いとみるや、スライダーで打ち取り、この回、無失点に抑え波に乗った。「去年の夏も、早坂さんは、ピンチでもマウンドを楽しんでいる表情でした。自分も楽しんでやろうと思いました」。4回を投げ2安打無失点に抑え後ろにつなげた。

先輩、早坂の背中を追い続けてきた。昨年まで、ブルペンでは隣で投げ込み成長した。今夏、大会が始まる2週間ほど前には柳田大輔監督(41)に「全試合に投げさせてください」と直訴した。昨夏、早坂は5回戦で敗戦するまでの全4試合に登板。その姿が心に残っているから。「自分も早坂さんのようなエースになりたくて」。制球力を生かす投球で、尊敬する先輩とはタイプは違っても、目指すところは1つ。甲子園だ。

初戦前日には、早坂からLINEで「明日初戦プレッシャーあると思うけど頑張って」とエールを送られた。須田は「チームを勝たせる投球をすることが一番。球が遅くても、変化球をうまく使って、今夏は0にこだわって投げたい」と、胸を張る。その表情にはエースの自信がみなぎっていた。