帝京長岡が2年ぶりの決勝進出を決め、初の甲子園に王手をかけた。

阪神茨木秀俊投手(20)を兄に持つ最速144キロ右腕で今秋のドラフト候補に挙げられる弟・佑太(3年)が、またしてもバットで見せた。「4番中堅」で先発出場。2回表に今大会初めて先制点を許したが、3回裏1死満塁で、左翼線へ逆転の2点適時二塁打を放った。「(みんなが)満塁で回してくれたので、ここで1本打って、チームに勢いをつけられるように意識して」。言葉通り、4番の一打が火種となり、一挙5得点。4回、7回にも1点ずつ追加し、勝利を決定づけた

同校OBの兄秀俊を擁した21年夏。決勝まで進み、甲子園まであと1歩のところまで来たが、日本文理にサヨナラ負けを喫した。当時1年生ながらベンチ入りした佑太は、悔し涙を流す兄の姿を目に焼き付けている。

「兄弟で甲子園」の夢はかなわなかった。それでも2年の時を経て、兄と同じ背番号「1」をつけて、同じステージまで駆け上がってきた。「ずっと背中を追いかけてきたというか。兄と同じルートをずっとたどってきたので。あとは兄が成し遂げられなかった『甲子園出場』の壁を破れるように。(決勝は)やってきたことを全部出し切りたい」。

兄超えまであと1勝だ。【大島享也】

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