木更津総合が東京学館に8回コールドで2年ぶりの決勝進出を決めた。
初回、2死から3番・羽根徹平捕手(3年)の右越えソロで先制。4回には2死二、三塁から代打の川上泰輝外野手(2年)が左前適時打で2点を追加。6回にも2点を加え東京学館を突き放した。
投げては先発のエース・石沢順平投手(3年)が外角のスライダーを武器に、1回2死から6者連続三振を奪うなど、7回6安打8奪三振、無失点でつなげた。
エースとして、存在感を示した。「今までなかなか自分のピッチングができなくて。今日は自信をもって試合に入れました」。きっかけは「笑顔」だった。チームは昨秋は3回戦、今春は2回戦敗退。エースとして、最後の夏への不安が先によぎる。「自分に自信が持てなくて。自分のことを信用できなかったんです」。五島監督のミーティングの言葉が胸に突き刺さった。「自分に自信を持てるか。自分を信じられるか」。
「このミーティングを聞いてから、根拠はないんですが、自分に自信を持って。笑顔で投げるようにしたんです」。
いつもピンチでは力が入っていた投球も、笑顔で力が抜け、好投につながった。心の余裕もできた。今、木更津総合の背番号1として、自信をもってマウンドに立っている。
もう負けない。エースとして、勝利に導く。ただそれだけだ。「夏の大会は自分の結果じゃなく、チームが勝てばいい。打たれても点を取られても勝てばいい」。勝ちにこだわって、最後の1球まで魂を込める。【保坂淑子】

