近江のプロ注目右腕・上田健介投手(3年)が1球に泣いた。0-0の延長10回1死二、三塁。大垣日大の代打高橋に直球を捉えられ、2点適時二塁打とされた。その裏、1点差に迫りなおも1死満塁で主軸が抑えられた。肩を落とすチームメートを見ながら、上田は「悔しいです」と涙を浮かべた。
延長10回のタイブレークで涙をのんだが、9回2/3を投げて7安打、無四球、2失点(自責0)。昨秋の公式戦6試合では40回1/3で四死球28と制球難に苦しんだ姿はうそのようだ。小森博之監督(42)は高校初の無四球投球を演じた右腕を「私が見た中では、シーズンに入ってから一番いいピッチングやったと思います」とねぎらった。
上田は大垣日大・竹岡の熱投に「負けられない気持ちはありました」と力投で渡り合った。ただ、県勢初の甲子園30勝は夏に持ち越し。「チームを勝たせる投球ができるように」と夏を見据えた。【堀まどか】

